新車や中古車の購入を考えたとき、多くの人が利用するのが「カーローン」。でも、借り先やローンの種類によって金利や条件は大きく異なります。この記事では、銀行ローン・ディーラーローン・残価設定ローンの違いや、どこで借りるのが得なのかを徹底比較します。
✅ カーローンとは?基本の仕組み
カーローンとは、車の購入代金を分割で支払うためのローンです。主な種類は以下のとおり:
- 銀行系ローン:金利が低く、審査が厳しめ
- ディーラーローン(信販系):手続き簡単、即日審査も可
- 残価設定ローン:将来の下取り価格(残価)を据え置いて月々の負担を抑える
- 自社ローン:中古車販売店などが独自に提供。審査が緩い代わりに金利が不透明なことも
📊 カーローンの種類と特徴比較
ローンタイプ | 金利目安 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|---|
銀行ローン | 1.5〜3.5% | 金利低・審査やや厳しめ | 総支払額を抑えたい人 |
ディーラーローン | 3.0〜5.0% | 手続き簡単・即日対応あり | 急ぎで車が必要な人 |
残価設定ローン | 2.9〜5.9% | 月々の支払軽い・返却選択可 | 毎月の負担を抑えたい人 |
自社ローン | 実質10%以上も | 信用情報に不安でも通る | 審査に不安がある人 |
🏦 銀行 vs ディーラー系カーローン 比較(2025年)
金融機関名 | 金利 | 特徴 | 審査スピード |
---|---|---|---|
楽天銀行 | 1.9〜2.5% | ネット完結、保証料無料 | ◎ |
住信SBIネット銀行 | 1.5〜2.8% | 優遇キャンペーンあり | ○ |
三井住友銀行 | 2.8〜4.5% | 店舗対応も可能 | ○ |
トヨタファイナンス | 3.5〜5.0% | 車購入と同時に契約可 | ◎ |
日産フィナンシャル | 3.9〜5.5% | 残価設定ローンに強い | ◎ |
🎯 金利重視なら銀行、手続きの手軽さ重視ならディーラー系が有利です。車の値引き交渉はディーラーローンを利用した方が値引き幅が大きくなる傾向にあります。なので、値引き交渉も視野に入れてどちらが得するかを検討しましょう。
🚘 残価設定ローンとは?メリット・デメリット
残価設定ローンは、契約時に将来の下取り価格を「残価」として差し引き、残りを分割で支払う仕組みです。
✅ メリット
- 月々の支払いを抑えられる
- 最終回に「返却・乗換・買取」から選べる
- メンテナンス費用込みプランも豊富
⚠️ デメリット
- 総支払額は結果的に高くなることも
- 走行距離制限や車両状態チェックが厳格
- 所有権はローン会社側になる(自由売却不可)
📌 支払いを抑えて新車に乗りたい人に特に人気。ただ、走行距離などの制限があるので乗り倒したい人には不向きです
💡 結局どこで借りるのが得?
条件 | おすすめローン |
---|---|
総支払額を安く抑えたい | ネット銀行ローン(楽天・SBIなど) |
手続き簡単・審査早め希望 | ディーラーローン(トヨタ・日産など) |
月々の支払いを抑えたい | 残価設定ローン |
審査に自信がない | 自社ローン(慎重に検討) |
🧾 ローンを組む前のチェックリスト
- 実質年率(保証料・手数料込み)
- 任意保険の加入条件の有無
- 繰上げ返済や一括返済が可能か
- 契約満了時の選択肢(特に残価ローン)
- 月々の返済額と生活費のバランス
📝 まとめ
カーローンを選ぶ際のポイントは、「金利」「契約の柔軟性」「総支払額」の3つです。
- 総額を抑えたいなら銀行系
- 手軽さとスピード重視ならディーラー系
- 月々の負担を下げたいなら残価設定ローン
- 信用に不安がある場合は自社ローンも選択肢(慎重に)
🚘 カーローンは“買える金額”ではなく、“返せる金額”で選ぶのが安全です!