📌 この記事でわかること
- 分散投資ってなに?なぜ大事?
- 初心者でもできるポートフォリオの組み方
- 実例:10万円から始めるモデルポートフォリオ
1. 分散投資とは?なぜ必要?
「卵は一つのカゴに盛るな」
これは投資の世界で有名な格言です。
分散投資とは、資産を1つに集中させず、複数の銘柄・業種・資産クラスに分けて投資すること。
その目的は、「どれかが値下がりしても、他がカバーしてくれる」ようにするためです。
✅ たとえば:
パターンA(集中投資) | パターンB(分散投資) |
---|---|
自動車株1社に全額投資 | 自動車+通信+食品などに分散 |
リスク:業績悪化で資産が大幅減少 | リスク軽減:どこかが上がれば損失補填も可能 |
2. どう分散すればいい?3つの分け方
① 業種の分散
→ 食品・金融・IT・医薬品など、異なる業界に分ける
② 資産の分散
→ 株式・債券・REIT・現金など、リスク特性が異なる資産を組み合わせる
③ 地域の分散
→ 日本株だけでなく、米国株・新興国などにも投資
3. ポートフォリオとは?
ポートフォリオとは、自分の保有する投資資産の組み合わせのこと。
株だけでなく、現金や投資信託、ETFなども含めた“資産の棚卸し表”です。
💡 初心者が目指すべきポートフォリオ例
資産クラス | 割合(目安) |
---|---|
日本個別株 | 40% |
海外ETF(高配当・S&P500など) | 30% |
J-REIT | 10% |
債券 or 現金 | 20% |
4. 初心者向け|10万円でつくるミニ・ポートフォリオ
少額投資でも分散は可能です。
たとえば新NISAの「成長投資枠」や「つみたて投資枠」を活用すると効率よく実現できます。
🎯 モデル例(10万円で3つに分ける)
投資先 | 金額 | 理由 |
---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 30,000円 | グローバル成長への投資 |
国内高配当ETF(例:1476) | 40,000円 | 安定したインカムゲイン |
日本個別株(100株) | 30,000円 | 実践と銘柄研究の経験 |
🔰 ポイント:ETFや投資信託を使うことで「簡単に分散」できる!
5. よくある疑問Q&A
Q. 何銘柄くらいに分ければいいの?
→ 目安は5〜10銘柄以上。ETFを使えば少ない銘柄数でも分散効果あり。
Q. 海外投資って難しそう…
→ ETFなら円で買えて、日本株と同じように運用できます(例:VT, VTI, HDVなど)
Q. 分散しすぎると効果が薄れる?
→ はい。20銘柄以上だと労力に対するリターンが減少することも。ほどほどの分散がベスト!
✅ まとめ:分散=“投資の保険”と考えよう
分散投資は、初心者こそ実践すべきリスク管理の基本です。
1社が値下がりしても全体ではプラスになる、そんな「安定感ある資産形成」を目指しましょう!